知ることは、やさしく守ること

あかちゃんは心も、からだもとても繊細です。

基本のことを少しずつ知っていくことで、心にゆとりもできてきます。

あたらしい家族と笑顔で過ごしていくための準備もわすれずに。

FIRST DRESS あかちゃんの基礎知識 Topic1 あかちゃんのお肌

あかちゃんのお肌

あかちゃんのお肌はとても繊細です。

とても乾燥しやすいので、清潔にして保温をしっかりしましょう。

ほこりや日焼け、虫さされ対策もお肌を守るために必要なこと。

 皮フがとても薄く、繊細。すぐにキズついてしまいます

  • あせも・日焼け・虫さされをしない環境を整えるように
  • 拭く時はやさしく、ソフトタッチ。ゴシゴシこすらないように
  • ゴワゴワタオルもお肌をキズつけます
  • お洋服は綿素材が基本。毛がチクチクするニットも刺激の原因に

 大人よりも汗っかき

  • 新陳代謝が活発。冬も夏と同じように汗をかきます
  • 体温調整機能が発達していないので、汗をかかない環境を整えるように
  • 汗をかいたお肌もカサカサお肌と同じようにキズつきやすい
  • こまめに汗をふき、着替えて清潔に。おむつムレにも注意が必要

 1年中お肌は乾燥しています

  • 水分を保持する昨日が未熟で、乾燥しやすいお肌
  • 季節を問わず保湿ケアが大切。スキンケアは健康なお肌の基本
  • 乾燥したお肌はキズつきやすく、アレルギーなど肌トラブルの原因に

 免疫力がとても弱い

  • ほこりや日焼け、虫さされ対策はあらかじめ予防することが大切
  • 抵抗力も弱く、バリア機能が未熟

*バリア機能とは

ほこりや細菌などの有害な外部刺激が入ってこないように保護し、水分が出ていかないようにし乾燥を防ぐ働きのこと


すこやかなお肌をつくる、スキンケアの基本

あかちゃんのお肌はとてもデリケートで、肌トラブルが起こりやすい状態です。

大人と同じような皮ふの構成でも皮ふが薄く、バリア機能も未熟です。

肌が成長して基本のお肌に整う3歳ごろまでは特に、肌トラブルを繰り返さないようにきちんとケアすることが大切です

 Point 1   汗をかいたら、こまめに濡れたタオルでふく

  • 汗をそのままにしておくと肌トラブルの原因に( あせも・湿疹など )
  • 汗をそのままにしておくと皮ふバリア機能は低下
  • 汗の成分は乾いたタオルでふくだけでは落ちない
  • 汗をびっしょりかいた時はシャワーで流す

 Point 2   スキンケアは肌トラブルを防ぐもの

  • スキンケアはお肌の弱さにかかわらず、全てのあかちゃんの必要なこと
  • スキンケアをすることで、乾燥や紫外線からお肌を守ることができる
  • 生まれた直後からはじめる保湿ケアが、すこやかなお肌を保つ
  • 乾燥してバリア機能が低下すると細胞が壊れ外部刺激が入りやすくなる

 Point 3   こまめな保湿で外部刺激をブロック

  • 乾燥しバリア機能が低下すると細胞が壊れ、細菌やウイルス、アレルゲンなどが侵入しやすくなる
  • アレルギー症状を引き起こすアレルゲンは、肌からも体内に侵入するため乾燥しない肌を保つこと
  • 乾燥した肌に空気中の細菌・アレルゲン・よだれや汗が入ると、赤くなったりブツブツがでる

 Point 4   肌を清潔にし、たっぷり保湿が基本

  • 保湿だけでなく肌を清潔にし、紫外線から守ることも肌に大切なこと

事前に予防することが大切。日焼け対策

紫外線による日焼けもあかちゃんのお肌には刺激が強いもの。

長い時間のお散歩や公園の遊びなど、外で過ごすときは日焼けしないように事前に予防することが大切です。

 

*対策時期  4月下旬 〜 9月まで ( 6月 〜 9月はピーク期 )

AM 10:00 〜 PM 2:00 ( 紫外線 強 )

 Point 1 おでかけのときは日焼け止め

  • お散歩、公園あそびやプールなど長時間の外遊び
  • プールなどの水遊びのときは2〜3時間おきに塗り直し
  • 日焼け止めが使用できるのは生後3ヶ月以上

 Point 2 日焼け止めの選び方

  • 低刺激性のもの
  • 日常はSPF20前後、海やレジャーはSPA30以上のもの
  • 紫外線吸収剤が入っていないもの( ノンケミカルなもの )
  • ベビー用石鹸やお湯で洗い落とせるタイプ

 Point 3 日焼け止めだけに頼らない

  • 帽子・長袖はおり・ブランケットを使う
  • 肌の露出の少ない服を着る
  • ベビーカーのサンキャノピー・抱っこひもケープを使う
  • サンシェードを使う
  • 肌が直射日光に当らないようにすることが大切

 Point 4 日焼け止めはきちんと洗い落とすこと

  • お湯で洗い流せるものやベビーソープで洗い流せるものが一般的
  • 購入する前に必ず日焼け止めの落とし方を確認する

 日焼け止めの塗り方

  • 全身保湿してから日焼け止めは塗る( カサカサお肌に直接塗ってはダメ )
  • 日焼け止めを両手で軽くなじませてやさしくのばす
  • 顔・耳・首・腕・足にしっかり塗る
  • 髪の生え際・耳の後・手足の甲も塗り残しがないように
  • 日差しの強い日は重ねづけ

*はじめて日焼け止めを塗るときは、体の目立たない部分に塗って様子を見てから顔などに塗るのが安心です。

*目や口の周りはお肌がデリケート。塗るのは避けるようにしましょう。


おうちの中も、おそとも気をつけたい。熱中症対策

FIRST DRESS あかちゃんの基礎知識 おうちの中も、おそとも気をつけたい。熱中症対策

熱中症は日のあたらない屋内や車内でも、高温多湿の環境に長くいると発症します。

外出時は地面から近い場所にいることも多いので、こまめに様子を見たり水分補給することが大切です。

あかちゃんは暑さに体が順応するのに時間がかかるので、季節の変わり目も注意が必要です。

 

*乳幼児は体調調整機能が未熟で、短時間のうちに熱中症になりやすいので特に気を配った方がいいでしょう。

 熱中症とは

  • 大量の汗で体の水分や塩分が失われ、体温調整がうまくできなくなる
  • 体温の上昇やめまい・けいれん・頭痛などさまざまな症状を起こします
  • あかちゃんや子どもは暑さに弱く、熱中症になりやすいので注意

 熱中症が起こりやすい場所

  • 気温が高く、湿度が高い場所
  • 風が弱く、日差しや照り返しが強い
  • 梅雨の合間に急に気温が上がり、暑さに慣れていない時期
  • 気温が高くても湿度が高い日

*家の中でじっとしていても室温・湿度の高さによって熱中症にかかることもあります。

 


 熱中症対策

屋内

  • 室温を24〜28度に調整。あかちゃんが汗をかかない温度設定
  • ブラインドやカーテンで直射日光を遮る
  • ガーゼやタオル素材など通気性のよい薄手の寝具
  • 吸収性や通気性の高い綿素材のお洋服
  • お風呂は短時間に
  • こまめな水分補給

 

 

 

屋外

  • 日陰を歩く
  • こまめな水分補給
  • あかちゃんや子どもは身長も低いので、照り返しに注意
  • 抱っこひもは長時間つけたままにしない
  • こまめに顔色や体調を確認する

 

*顔が赤くなっていたり、汗をたくさんかいているときは涼しい場所へ移動する方がよいでしょう。

 


 熱中症の判断

  • 異常にたくさんの汗をかく。逆に汗が出ない
  • 体温が高く、顔や皮ふが赤く熱っぽい( 38度以上の発熱 )
  • ぐったりして体に力が入らない
  • めまい・吐き気・嘔吐や頭痛
  • 意識がぼーっとして、呼びかけの反応がにぶい
  • けいれん

 

*熱中症を疑う症状があり、呼びかけの反応がおかしい、意識が無い場合はすぐに救急車を呼びましょう。

また、水分を自分で取れない場合や症状が改善しない場合も医療機関へ行きましょう。

 熱中症の応急処置

 

1. 風通しのよい涼しい場所へ移動

風通しのよい日陰や冷房のきいた涼しい場所へ連れて行く

 

2.衣類をゆるめ、こもった熱を放つ

衣類を脱がせられる場合は脱がせて体内の熱を外に出すように

 

3.体を冷やす

うちわで仰いだり冷たいタオルや保冷剤をハンカチで包んで、首すじ・脇の下・足のつけねなどにあてて体を冷やす

早く体温を下げることが重要

 

4.水分・塩分を補給する

水分をほしがるだけたくさん与える。

水・ベビー用の麦茶やあればベビー用のイオン飲料などの塩分も同時に補えるものが望ましい

 

*吐き気や嘔吐の症状、意識障害がある場合は口から水分を入れることは避けましょう


お肌を守るためのホルムアルデヒド対策

FIRST DRESS あかちゃんの基礎知識 お肌を守るためのホルムアルデヒド対策

1. ホルムアルデヒドとは


  • 刺激の強い物質でツンとした独特のにおいがする
  • 水や水蒸気、空気に溶けやすく簡単に移染してしまう
  • 発疹などの皮ふ障害やアレルギーを起こす可能性がある
  • 微量ながら普通に空気中に存在している物質
  • シックハウス症候群の原因物質の1つといわれている

2. ホルムアルデヒドが使用されているもの


  • 布の形態安定( 防縮・防シワ・風合い安定 )や染料を安定させるため
  • 家具や建築資材 ( 壁・天井・フローリングなどの合板 )の接着剤や塗料
  • 防虫剤や芳香剤( 殺菌や防腐剤の効果があるため)

 *DIYされる場合、壁紙や糊など使用資材のホルマリンの有無を必ず確認して購入してください。


3. ホルムアルデヒド対策


  • ベビー服は袋に入っれいる密封されたものを購入
  • 新しい衣類は1度水通しして着用( ホルマリン除去 )
  • ベビー用につくられた家具にあかちゃんの衣類だけ収納
  • 防虫剤は入れない
  • 家具や新築・リフォームの際は建材のホルムアルデヒド表記を確認
  • 新しい収納家具に入れるときは袋に入れて収納( 空気移染防止 )
  • こまめな換気

4. ホルムアルデヒドの規制基準


  • 対象乳幼児用繊維製品

おしめ・おしめカバー・スタイ・下着・帽子・寝具・パジャマ・衣類

 

有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律を定めています。

基準:検出しないこと A-AO 0.05以下( ppm換算で15ppm )

 

乳幼児用繊維製品については、以下の理由から検出してはならないこと

になっています。

  • あかちゃんが繊維製品を舐めることが予想される
  • あかちゃんの皮ふは非常に繊細なため
  • 皮ふ障害やアレルギーをおこす可能性があるため

 

*安全基準は国によってそれぞれ異なります。日本は1番厳しい安全基準が定められています。



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